2013年 11月 25日
平成伎楽団 茂山組 新作狂言『大和西瓜』@やまとぢからフォーラム
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奈良県新公会堂の能楽ホールで行なわれました。
先日から開催されている県立美術館の【薮内佐斗司作品展やまとぢから】のイベントで
家族で申し込んだうち、私の分が抽選で当たりました。
1時間半も早く行って並んだ甲斐あって正面の良いお席です。
今まで古典芸能には全く興味がなかっただけに、能楽の舞台を見るのも初めてです。
定員500 人のホールは演じ手までが近い !
私の前は招待客や関係者席で、今日は何と ! 高円宮妃久子様がお見えになって
至近距離のお席でご覧になられて、それも感動でした。
とってもお美しかったですよ(^_-)☆
さて、これは平成伎楽団の『茂山組』の公演で
薮内先生の作品のお面をかぶっての狂言。見た目がせんとくんの仲間達ということもあって
滑稽なんですけど、中の人は一流の狂言師w
日本にもともと伝わっていた不味くてスジの多い西瓜と、
アメリカに伝わっていた甘いけれど色も薄く、種が腐るほど多くw、食感が柔らかすぎるアイスクリーム西瓜を大和郡山の百姓の畑で自然交雑してできた、甘くて美味しい大和西瓜の誕生のお話。
これは、本当の話だそうで、この大和西瓜から品種改良が盛んに行なわれるようになって全国に広まったんだそうですよ。
面制作/総合プロデュース 薮内先生。
作/茂山千三郎氏
狂言初心者の私には、ちゃんと理解できるか不安がありましたけど、パンフの中にはこの狂言の全てのセリフのページもあって、待ち時間にそれを読んでおいたせいもあってよ〜くわかりました。
どころか、終始笑いの絶えない楽しいひとときでした。
2部は薮内先生の「あおによし」「大和」「まほろば」と言った言葉を薮内流に解説されるという
ユニークな講演会もあって、あっという間の1時間半でした。
奈良公園は紅葉が真っ盛り。
でもこの公演中に寒冷前線が通過したみたいで、ホールを出ると嵐の去った後の景色になっていました。
始まる前に撮ったホール近くの紅葉です。
by gy1117
| 2013-11-25 21:54
| 奈良大和路