2013年 05月 29日
『春日大社別願万灯籠』その1
|
係の宮司さんの説明を聞きながら本殿に向かう回廊に着くと
ロウソクを渡される。
先に火をつけられた人から火をもらい、そしてまた人に渡していく。
火がついたロウソクは自分の手で吊り灯籠に入れる。
こうして次々と灯籠に灯が入っていく。
本殿で拝んでから神木の前に祀られた広場を囲むように参加者の席がある。
この神事は、東日本大震災と紀伊半島大水害の復興を祈るもので
私達参加者も一緒に神拝詞をあげる。
この神事が始まる頃はもうすっかり日が暮れて、鹿の鳴き声や木の上の方では
何か鳥の鳴き声のような聞き慣れない声がして
厳かで幽玄な世界をますます独特の雰囲気に作り上げる。
一時間ほども経っただろうか、
額に藤の花を飾った巫女さん達の神楽が始まる。
静かな雅楽の中に時折鳴る鈴の音が色を添える。
これで終了となるが、
春日大社からのおみやげにお札や絵はがき、交通安全のお馴染みの鹿のステッカーなどをいただく。
滅多に出来ない貴重な体験をさせてもらった。
万灯籠の画像は『春日大社別願万灯籠』その2に続きます。
by gy1117
| 2013-05-29 21:05
| 奈良大和路